お葬式の内容は業者にお任せ

人と違うところ

人が亡くなったときにお葬式を行うにあたっては、宗派が問われます。
宗派によって祭壇も違えば、葬儀の進め方もまったく異なるからです。
また、御導師様と呼ばれる読経をしてくれる僧侶は、一般的には檀家となっているお寺から来てもらいますが、お墓もなく、お寺とのつながりもなく、さらには特に決まった宗派もないという人も、中にはいます。

人の場合は、それぞれの条件に合うように手筈を整えていかないといけないので、非常に手間がかかります。
その点、愛犬、愛猫にもきちんとお弔いをしようということでお葬式を執り行うにしても、霊園側が何もかも用意してくれますので、特に何かしなくてはならないということはありません。
読経の際に、愛犬、愛猫の写真があった方がいいということで、写真を持参するように勧められる他、生前好きだった食べ物や、よく遊んでいたお気に入りのおもちゃなどを棺に入れられるので、持ってきてくださいといったようなことを言われるくらいです。

その意味では、人と同じようにお弔いをするとしても、やはり愛犬、愛猫の場合、事前の準備はそれほど大変ではないのが、人と大きく異なるところでしょう。

納棺から火葬へ

電話でお葬式の依頼をしたときに必ず聞かれるのが、犬なのか猫なのか、あるいはその他なのかという動物の種類です。
さらに、犬であれば犬種を聞かれます。

これは、超小型犬から超大型犬までサイズが幅広いため、棺の大きさを選ぶためです。
小型犬であれば、木の棺の他、天国へ旅立つ愛犬にふさわしい、星が散りばめられたデザインのものもあり、好きな方を選ばせてくれるところもあります。
火葬場と霊園は近くにあることがほとんどですので、マイカーがあれば、業者に先導されてついていくのがいいでしょう。

業者は、棺を乗せるための車に乗ってきますが、小型犬であれば納棺されたのち、火葬場まで家族の車に乗せていってやるのもいいかもしれません。
大型犬の場合は、きちんと棺が固定できる業者の車に乗せてもらうのが安心です。

まずは火葬場に入って棺を下ろし、火葬の準備をしますが、これは業者がやってくれますので、ここで棺に納めたいものを渡します。
業者によって異なりますが、棺から亡骸を取り出し、白布の上に花を敷いて寝かせ、その周りにお菓子やおもちゃを置いて火葬してくれるところもあります。
業者によってやり方はさまざまですので、どんなやりかたになるかは、そのときになってみないとわからないと言えるでしょう。

お骨上げから埋葬へ

火葬されてお骨になるまでは、ペットの大きさによって異なりますが、小型犬の場合で15分程度ではないかと思われます。

その間、読経が流れる部屋で、天候に左右されることなく火葬を待つことができますが、これも霊園の構造によって異なります。

お骨上げを行ったのち、共同墓地であればすぐに埋葬できますが、それぞれの区画で区切ったお墓を購入してからの納骨となると、墓石を刻んだりといった作業が必要になりますので、すぐには埋葬できません。
日を改めて、人と同じように四十九日に埋葬するようにすると、専用のお墓ができていますので、我が家のペットだけを弔うことができます。
火葬、お骨を納めた骨壺、そして納骨など、その時々で僧侶による読経が行われますが、これには特に決まった宗派があるわけではありません。
もしかすると、自分の家の宗派のお経かもしれませんし、知らないお経かもしれません。
ペットにはペットに適したお経があるのかもしれず、そのあたりは業者にお任せということになります。

こうしてお葬式を終えることにより、愛犬、愛猫、そしてその他の動物たちはすべて天国へと帰っていきます。
帰っていくという表現がもっともしっくりくるほど、短い一生の間に人を幸せにしてくれる動物たちには、今や人と同じようにお葬式をすることがおかしくない時代になりました。

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